phase4-3

真壁さん「一馬君は達哉君より2つほど年下でね,もともと国内でも由緒正しい風水師の宗家の生まれで,一馬君自身も将来有望な才能のある少年風水師だったんだよ。誰もが次期四天王の超級風水師になると思っていた」
真壁さん「杉浦君,君はどういう風にして超級風水師が選定されるか知らないだろう?選定は霊力を持った文鳥によって選ばれるんだ。候補者の名前を書いた伏せた名札の中から一枚だけ文鳥が選ぶんだ。…もちろん14年前の時も同じ方法でね。幹部達も誰もが一馬君が選ばれると想定していた。…しかし文鳥は杉浦君の名札を選んだ」
真壁さん「もちろん幹部たちは驚いた。だって由緒正しい風水師の血筋の出身で風水師としての才覚も十分にある一馬君が選ばれず,失礼だけどろくに研修を終えていない新米の君が選ばれたのだから。だから念の為何度も何度も繰り返した。名札の位置を変えたり,名札を新しいものと書き換えたり,何度やりなおしたけれど文鳥は何度やっても杉浦君の名札しか選ばなかった。結局幹部達は文鳥の預言を尊重,君を超級風水師に任命したんだ。…今思うと文鳥は一馬君の心の奥の邪悪な部分を見抜いてたいたのかもしれない」
SD幸ちゃん「じゃ,そのマズルカこと一馬ってのは自分が選ばれなかったから達哉を恨んでるのか?それって怨む相手間違ってねぇか?」

SD賢姫「坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのよ。それに達哉さえいなければ自分が選ばれていたのに,と思っているのよ」

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