託された未来

…一ヶ月後。
SD王子「ちぃおじちゃん,ご退院おめでとう(*^▽^)o∠※」

水沢伸一「ありがとう俊彦ちゃん」

SD幸ちゃん「オッサンが無事でよかったよ」

水沢伸一「死を覚悟してて別れの言葉まで述べたのになんだか恰好悪くて恥ずかしいな」

SD幸ちゃん「カッコ悪くてもオッサンが生きてくれてる方が俺達は嬉しいよ」

SD賢姫「みんなあなたが生還したことをとても喜んでいるのよ。恰好悪いなんて問題ではないわよ」

水沢伸一「…そうだな,ありがとう。君達,これから私の家にきてくれたまえ。一緒にランチでもどうかな」

SD幸ちゃん「やった(^q^)」

水沢伸一「杉浦君に託たいものもある」
達哉「僕に?…実は僕も水沢さんに言伝をしなきゃいけないんです」
水沢伸一「これを君に託したい」

達哉「これは超級羅盤と七宝刀じゃないですか」

水沢伸一「私はもう超級風水師として第一線で戦うこともこの先ないだろう。だからもう使う必要はない。これからは君がこれを使ってこの街の未来を守ることだ」

達哉「…しかしこんな大切なもの僕が譲り受ける権利があるでしょうか」
SD幸ちゃん「受け取ってやれよ,達哉。オッサンがそうしたいって言ってるんだから」

達哉「…分かりました」

水沢伸一「それで君の言伝と言うのは」

達哉「実は水沢さんの入院中に本部の幹部の人たちと面会して水沢さんの事を話してきたんです。みんな水沢さんが14年間この街にいたことをとても驚いていました。それで体調が回復したらぜひ本部に戻ってもらって協会の顧問幹部に就任してほしいと打診してきてくれと言われました。最高幹部からの辞令も預かって来ています」

水沢伸一「とんでもない。私はもう14年も協会を離れている。そんな者がいまさら戻るなどおこがましい…」

達哉「水沢さんが辞令を受け入れていただけなければ残念ながら僕はこれらのお品をお受けすることは辞退します」

水沢伸一「…っ!!」

SD幸ちゃん「受け取ってやれよ,オッサン。協会とやらがそうしたいって言ってるんだから。それにひきこもっていても退屈だろ?」

水沢伸一「…分かった。しかし君も頑固な男だな」

達哉「お互い様です」

SD幸ちゃん「んじゃこれで交渉成立だな。早く飯にしようぜ,飯」
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