記憶がない

SD幸ちゃん「あっ誰か倒れてるぜ!!」

達哉「あの霊と同じ顔だ」

SD幸ちゃん「気絶してるみてぇだけどかろうじて生きてるみたいだ」
SD賢姫「餓死寸前であと数日発見が遅ければ確実に命はなかったそうよ。電気が止められてなくてエアコンが入っていて熱中症を防げたのと水道を止められてなかったから脱水症状になっていなかったのがせめてもの救いよね」

達哉「冷蔵庫は氷しかなくて台所に醤油とかソースとかの調味料類しかなかった。多分仕事がなくなって生活費が底を尽きたんだろう」

SD賢姫「命の危険を感じて無意識に生き霊になって助けを求めたのね」

SD幸ちゃん「なんともやりきれねぇ話だな」

達哉「僕は一応本部に電話してくる」

SD賢姫「そう。それじや幸之助,あたくしたちで患者の様子を見に行きましょう」
SD賢姫「意識が戻ったようでなによりね」

石井剛「あなた方が私を助けてくれたんですね。ご迷惑をおかけしました」

SD幸ちゃん「気にすんなよ」
SD幸ちゃん「生き霊になってたときの記憶はなし,か」

SD賢姫「当然よ。生き霊はその人の強い思念が具現化するのだから本人に意識はないわ」

達哉「電話してきたぞ。あの石井さんだが本部に相談したらしばらく生活保護を受けて再就職のサポートを受けることになった。若いけど資格をたくさんもった技能士さんだからすぐ職場は見つかるだろうと言ってた」

SD幸ちゃん「そりゃよかったな!!!」
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