カッコーのように

ピンポーン

1/6王子「ごめんなさい達哉さん代わりに出てくれます?」

達哉「うん」
達哉「どなた?」

若い女性「あのーすみません。うちの子を迎えに来ました」

達哉「あの子のお母さん?(とても生活に苦しんで子供を捨てていくような困窮した感じには見えないな)」
1/6王子「それじゃああなたがあの子のお母さんなのね」

若い女性「はい,お世話になりました。預かっててもらって助かっちゃいました。どうしてもあの子を一緒に連れていくことができなかったんで」

1/6王子「預かる?連れていけない?どういうことなの?」
若い女性「昨日彼氏の所に泊まりに行く約束してたんで。さすがにこの子は連れてけないでしょ?」

1/6王子「それじゃあ彼氏の家に行くためにこの子を置いていったの?」

若い女性「だって私がバツ一の子持ちだってばれたら彼氏に逃げられちゃうじゃないですか」

1/6王子「 ( `_ゝ´)ムッあなたなんてこと…」

達哉「ボソボソ(王子,落ち着いて)まっさきにどうしてうちを選んだ?」

若い女性「ショッピングモールでここの奥さんが粉ミルクをたくさん買っているのを見て赤ちゃんのいる家だろうしお金持ちに見えたし,大丈夫かなーと思って」
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