プラシーボ!!

ヴィクトル「んなんだ杉浦か」

達哉「パトロールのついでに寄ったんだ。何か変わったことはないかい」

ヴィクトル「うむ。平和なもんだ」

達哉「それはなんだ?」
ヴィクトル「ある悪魔に頼まれて作った育毛パックだ」

達哉「なんでそんなものが」

ヴィクトル「人間に帰化した悪魔でそいつがキャバクラ嬢にもてるためにハゲを直したいから作ってほしいと言ってな。麻雀館をいくつか持っているから金持ちのようだが」





1*)…麻雀ができる店。この世界ではパチンコ店のようなもの。
達哉「で,効果はあるのか?」

ヴィクトル「海藻ミネラルをふんだんに使っているから多少は効果があるだろうがいきなり毛が生えるわけではない。まぁほとんどはプラシーボだな。毛が生えたような気がする,という気持ちが大切なわけで」

達哉「いいのかそんなもの作って」

ヴィクトル「この手のコンプレックス解消用の薬品とはほとんどそういうものだ。育毛剤とか美肌クリームなどはしょせんプラシーボに過ぎん。まぁ吾輩は金をもらえば何でも作るよ」

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