ランチにご招待

	和田谷さん「家内の事は嫌いではないんです。でもどうしても作ってくれる料理がまずくて…見た目は綺麗なんですがとても食べられたものじゃないです。いつもかまずにのみこんで我慢しています。私がお弁当を捨てている事を同僚に見つかると困るのでこうして人通りの多いショッピングモールのゴミ箱に捨てているんです」 1/6幸ちゃん「ならまずいって正直に言えよ」 和田谷さん「でも毎日いっしょうけんめい料理してくれている妻に言えませんよ。困ったことに料理自体は好きらしくてアマさん1*)にも料理は任せないんです。いっそうちにいるアマさんに任せてくれればどんなにいいか…」 1/6幸ちゃん「じゃ我慢して食え」 和田谷さん「我慢してますけどつらいです。魚や肉はたいがい真っ黒に焦げてるか生焼けですしそんなんですから私もとうとうお腹を壊しまして。そのことを妻に言ったら夕食に変な臭いのする味噌汁が出たんです。何が入っていたと思います。ラッパのマークの正露丸ですよ。私がお腹を壊したと言ったから味噌汁に入れたんだそうです('д`)」 1/6幸ちゃん「落ち着け，エリート官僚」 アマ…この町では一般家庭でも外国人の家政婦を雇うのが普通。
	1/6幸ちゃん「しかたねぇな。よし今日は俺の家の昼飯に招待してやる。うちの嫁は飯だけはうまいんだ。付いて来い」 和田谷さん「でも仕事が…それに坂崎さんのおうちにもご迷惑が」 1/6幸ちゃん「ミヤネ屋録画するの忘れたから1*)早退するって電話しとけ。それに家の事なら気にするな。人一人増えた所で全然問題ねぇからな。今から嫁にメールしとくわ。それにそんな食生活をしてると聞いたら放っておけねェ。拉致ってでも食わせる」 ミヤネ屋…よみうりテレビの情報番組。
	1/6王子「俊彦ちゃんもうすぐごはんだからおもちゃ片付けてテーブルふいておかず運ぶの手伝ってね」 SD王子「はーい」
	SD王子「あれれ?おわんの数がちがうよ?」 1/6王子「それでいいのよ。急にお客様が来ることになったの」