二人の容疑者
![]() |
SD賢姫「該当する容疑者が二人まで絞られたわ。これから検分するわよ」 達哉「おおっ,早いな」 SD賢姫「一人は麻田佳代21歳。美大生で井口の姪にあたるわ。井口は子供がいないから彼女を実子のように大事にしていたそうよ。それと安原アイ子24歳。井口が常連の店のキャバクラ嬢よ。万引きと窃盗の前科があるわ」 |
![]() |
達哉「麻田さんですね。どうぞおかけ下さい。あなたのおじさんの井口さんが暴漢に襲われたそうです」 麻田佳代「ええっ?初めて知りました。それで命は無事ですか?意識とかはあるんですか?」 達哉「幸い意識はすぐに戻りました。後でご本人と面会してあげて下さい」 麻田佳代「よかった!!」 達哉「それで少しお話を聞きたいのですが井口さんは人に恨まれたりトラブルはありませんでしたか?」 麻田佳代「伯父は人からうらまれるようなことはありません」 |
![]() |
安原アイ子「ちょっとー!私が何したって言うのよ」 達哉「落ち着いて下さい。実は井口ビルディングの社長さんが暴漢に襲われて殺されかけるところだったのです。井口さんはあなたのお店のお客さんですね」 安原アイ子「そうよ。私にとってはかなりの上客だった。まさか私を疑ってるの?いくら私でも自分の大事なお客さんを殺そうとなんてしたりしない」 |