いるかい

	1/6王子「あら，占い屋のおばあさん」 占い屋のツァオばあさん「邪魔するよ。風水屋いるかい?」
	達哉「なんだ占い屋のばあさんじゃないか」 ツァオばあさん「あんたに頼みたい事があるんだ」 達哉「なんだい入れ歯でもなくしたのか?」 SD賢姫「達哉，なんてことを言うの。おばあさまに失礼だわ」 ツァオばあさん「気にしちゃいないよ，お嬢ちゃん。私はこの風水屋とも遠慮がないんでね。だけど今日は冗談なんかじゃないんだよ」
	ツァオばあさん「実はね，油麻地の商店街でひどい邪気が発生してね，なにかのしわざだと思うんだけど，商店街の壁にカビが生えたり変な臭いがするんだよ。邪気を取り除いてくれないか」
	達哉「確かにそれは風水師の仕事だが，油麻地は俺の担当区内じゃないんだ。あそこの担当の超級風水師は…誰だっけか」 ツァオばあさん「できればあんたに頼みたいんだよ」 達哉「でもなぁ」 ツァオ「もし邪気を浄化してくれれば福利会1*)から礼金出すと言ってるけどね」 1*)福利会=自治会。
	達哉「なぁんだそれを言ってくれよ。分かったすぐに取りかかろう」 SD賢姫「…」 ツァオ「助かるよ。明日の午後商店街に来ておくれ」