天才故の苦悩

	SD賢姫「でもその言い方はよくないわ。子供のファンだって大人になれば高いチケットも買ってくれるかもしれないじゃないの」 SD王子「それは別にいいんだけど。子供のファンって2種類いるのよ。ひとつは大人のファンと同じで普通のファンだよね。もうひとつはバレエやってて私みたいになりたいってがんばってる子達」
	SD賢姫「あらいいことじゃないの。あなたみたいになりたいと思う子供達がたくさんいるってすばらしいことじゃない?」 SD王子「だから辛いんだよ」
	SD王子「確かにただあいそよくしてれば何も問題がないのは分かってるわよ。でもイベントのオープンクラスとかで子供のファンにきらきらした目で囲まれるとほんとに私困る。だってこの子たちの中でプロになれる子なんて1%もいないでしょ?でもみんな子供だからそんなの分からないから自分は絶対にプロになりたいって素直でがんばってるんだよね。そういうのを見てると本当に辛い。頑張ればプロになれるとかあきらめなければ夢はかなうとかそんなこと私には絶対言えないよ…。努力と根性だけではこの世界じゃ通じないんだよね」
	SD王子「才能のない子が必死に頑張ってるのは本当に本当に見ててつらいんだよ…」 SD賢姫「(この子も色々悩んでるのねぇ)」

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