敵じゃない

SD幸ちゃん「手分けして見て回ろう」

達哉「分かった」
土佐犬「ワンッ!!」

SD幸ちゃん「土佐犬?俊彦が見たでかい犬はこいつだな。60kgはあるぞ」
達哉「わっ,何だこのでかい犬は」

SD幸ちゃん「土佐犬だよ。いわゆる闘犬だな。力も強いし人間に噛みついた事故もあった。俊彦が足が早くてよかった。追いつかれてたら俊彦が大けがするところだった」
小柄な中学生「あっ,太郎!!」

SD幸ちゃん「ガキ,こいつはお前の犬か?」

中学生「そーだよ」

SD幸ちゃん「リードを外したのもお前か?」

中学生「うん。ここの公園広いから自由に走らせてやろうって」

SD幸ちゃん「こいつが俺のツレを追っかけまわしたんだ。先に見つけたのが俺でよかった。先に見つけたのが犬嫌い達哉だったらコイツは今頃氷漬けになってたところさ」

中学生「今まで太郎は人にけがをさせたことなんてなかったのに…」
SD幸ちゃん「そのことで犬に責任はない。だから人間に責任があって管理してやらなきゃいけねぇんだ。分かるな?」
SD幸ちゃん「これからはコイツを連れて出かけるときはリードは絶対離すな。それと口輪も付けるんだ。それと大人の男に一緒について来てもらうんだ。分かったか?」

中学生「うん,分かったよ」

達哉「大した事件にならなくて良かったな」
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