意外な落とし穴

達哉「これで…よし」
達哉「姉さん,犯人の経路を図面にしてみたよ」

SD賢姫「そうそう。上出来ね。…あら,そういえばあなた左利きだったわね。忘れていたわ」

達哉「そーだよ」

SD賢姫「!!達哉,ちょっと調べてほしいことがあるの。容疑者の男の利き手はどっちか調べてきて」

達哉「了解」

10分後。

達哉「分かったよ,姉さん!!それでね…ゴニョゴニョ」

SD賢姫「そう。達哉,さっきの被害者の女性を呼んできて」
SD賢姫「さて,もう一度あなたのことを教えてほしいの。あなたを襲った犯人はどちらの手にナイフを持っていたの?」

アリス「右手でした」

SD賢姫「そうでしょうね。達哉の報告によるとその容疑者は右利きだそうですから。でもそれだとおかしいのよね。あなたは通り抜けできない狭い入り口で刺されたのに相手の右手にナイフがあるなら普通左足を刺されるのよ。でもあなたは右足を刺されてる。恐らく自分で自分の足を軽く切りつけたのでしょうね。それなら右手で右足を刺すことになるから」

アリス「…っ!!」

SD賢姫「あたくし達は警察じゃないから今日の所は黙っていてあげるけど盗んだものは元の所に戻しておきなさいよ」
SD賢姫「図面にすると分かりやすいわよね?」
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