順番に指摘

	SD賢姫「順番におかしい所を指摘して行きましょう」
	SD賢姫「まず岩城が本当に頭を銃で撃ったのなら即死のはずよ。それがこんな高い所まで銃を放り投げることはできないし，腕がお行儀よくまっすぐになっているとは考えられない」
	SD賢姫「次に岩城の頭を見て。この頭の傷を見ると自殺なら岩城は右手で銃を持って撃ったのね。でもそれだと不自然なの。岩城は左利きだから自分の頭を撃つなら左手で左のこめかみを撃たなくてはいけないの」
	SD幸ちゃん「岩城が左利きって何でわかるんだ?」 SD賢姫「あなたは達哉の書斎でいつも遊んでいるのに達哉の机の上を覚えていない?」 SD幸ちゃん「達哉の机?」 達哉「俺の机の上は確かノートパソコンと電気スタンドしかないが」 SD賢姫「その電気スタンドよ。達哉の机の電気スタンドは向かって右側にあるわよね。これは達哉が左利きだから無意識に電気スタンドを右側に置いているの。右利きの人間の場合電気スタンドは左側にあるの。きき手で作業をする場合電気スタンドは反対側になければ不便。岩城の机の上を良く見て。電気スタンドが右側にあるわよね。」 達哉「そういうことか!!」
	SD賢姫「最後に。これはあたくしの憶測だけれども普通別の部屋にいて銃声が聞こえたら武装でもしていない限り怖くて先に警察に通報するか外に逃げるわよね。あなたはそれなのに銃声が聞こえてすぐに現場に行って岩城の死体を確認してから警察に通報するなんてあまりにも冷静過ぎるわ。そりゃ冷静でしょうね。岩城はあなたが殺したんですから」 美樹子「うっ」