大切な人探し

漣二「あのー,高見沢さんのおうちの人で探偵やってる人がいたよね」

SD王子「超級風水師の達哉くん?いるよ」

漣二「その人に人探しを頼みたいんだけど」

SD王子「いいよ。リハーサル済んだら私のおうちに寄ってよ」
SD王子「というわけで漣二君のお姉さんを探してほしいの」

漣二「はじめまして。僕は木暮漣二といいます」

達哉「こちらこそ。いつも王子から話を聞いています。確か1*)東バの方でしたね」

漣二「はい」

達哉それでお姉様をお探しとうかがいましたが」

漣二「僕の姉は海外に住んでいて何年かに一度しか会えないです。その姉が昨日日本へ帰ってくることになっておりました」

SD王子「漣二くんはね,お姉さんの影響でバレエを始めたんだよ。でもお姉さんはプロにはならなくて漣二くんがプロになっちゃったんだけどね」

漣二「それで昨日の夕方,2*)ランドマークの1階のエスカレーターの所の噴水で待ち合わせをしていたのに姉は現れませんでした。海外で生活しているので日本の携帯電話を持っていなくて連絡が取れないのです」

達哉「分かりました。すぐにでも調査を始めたいのですが,実は1件別件が入っていまして,今からそこへ出向かなければいけないんです。しばらくお待ちいただけますか」

漣二「それではお受けしていただけますか」

達哉「はい」

東バ…チャイコフスキー記念東京バレエ団
ランドマーク…中環区にある高級ショッピングモール。ルイ・ヴィトンやシャネルがある。本物のオフィシャルサイト
http://www.hkland.com/
漣二「ありがとうございます」

SD王子「よかったね,漣くん」

達哉「それじゃあ俺はその別の依頼の仕事に出かけてくるからその間木暮さんに依頼書に必要事項を書いてもらってお待ちいただいてくれ」

SD王子「はぁい」

達哉「依頼書は机の平たい方の引き出しに入ってるから。それじゃ行ってくるから」
中環区のビジネスストリート。

SD幸ちゃん「遅いぞ」

達哉「待たせたな。人探しの依頼の話を聞いていたんだ。悪かった。遅れるなら電話すればよかったな」

SD賢姫「いいえ。あたくしの依頼に協力してくれて感謝するわ。さっそく現場に行きましょう」
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