アメリカだとありえない

達哉「迷子になった妹って何歳くらいの子?」

小学生「妹は5歳です。妹の名前は山本梢(こずえ)といいます。あ,僕の名前は山本大樹です。6年生です。この近くに住んでいます。妹と一緒にこの川のそばを通っていたんですが,少し目を離したすきにいなくなってしまって。妹は白いブラウスに緑のチェックのスカートを着ています」
達哉「それじゃ,探してみよう」

SD幸ちゃん「俊彦とまーたんは帰ってろよ」

SDまーたん「いやや。うちらも一緒に探すんよ!」

SD王子「そうだ!そうだ!」

達哉「しょうがない。はぐれるんじゃないぞ」
15分後。

SD幸ちゃん「雑木林を1周してみたけどどこにもいなかったぞ。子供の隠れるような場所見てみたけど」

SDまーたん「どこいったんやろ」

SD王子「いないねー」

大樹「…」
SDまーたん「なぁなぁ,もしかしたら先に家に帰ってるかもしれないんよ」

SD幸ちゃん「そっか」

達哉「一度家に帰ってみたらどうかな?」

大樹「うちは両親が共働きだし,アマさんが先週やめてしまったんで,誰も家にいないんです。だから僕が先週から妹を幼稚園まで迎えに行って両親がかえるまで一緒にいるんです。だから先に家に帰る時考えられないし,妹は家の鍵を持っていません」

達哉「まだ小学生なのに立派だなぁ」

SD幸ちゃん「俺だったら小坊で小さい子の面倒見ろって言われたら多分できないだろうな」

SDまーたん「アメリカだと15歳以下の子供だけを家に置いとくと虐待扱いで児童相談所が飛んでくるんよ!」




アマさん…この町では共働きの家庭がほとんどで,フィリピン人メイドを雇っている家庭がほとんど。

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