思った通り

ヴィクトル「これを見てみろ」

達哉「これは?」
ヴィクトル「ふーむ,やはり吾輩の思った通りだな。これは千年猫の毛をあんで作られておる」

達哉「千年猫?」

ヴィクトル「猫の中でもまれに人間のように長生きするものがいて,100年以上生きる個体もある。それらを千年猫と呼ぶ。魔力を持つようになるのだ。おそらく高見沢の小娘の風邪が一瞬で治ったのもこの毛の魔力によるものだ。ただ,この毛の力は12時間程度だ。12時間たてば魔力は失われただの毛になってしまう」
ヴィクトル「そもそもお主らは一体どこでこの毛布を手に入れたのだ?」

SD幸ちゃん「なんか変なセールスマンが来て無理やり押し付けて行ったんだよ」

SD賢姫「そのセールスマンがおかしいわね」
SD幸ちゃん「セールスマンが猫と関係あるわけねぇだろ」

ヴィクトル「魔力を持った猫なら人間に姿を変えることなど造作もないぞ」

達哉「幸ちゃん,今日足に矢が刺さった猫がいたよな」

SD幸ちゃん「あれが,千年猫だってのか?ただのデカいきったないトラネコだったぞ」

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