ガミガミ

工場長「あれっ,仕入部長どうしたの血相変えて」

達哉「先月の沙湾区の町内運動会のケータリングの栗の甘露煮を担当したのは誰だ」
工場長「ちょっと待ってよ。うちには126人もスタッフがいるんだよ。先月のシフトなんて調べないとわからないし…それに一体どうしたの」

達哉「お客様からいつもの味と違うと言われたんだ」

工場長「そんなはずはないよ。栗の甘露煮はうちの会社の秋の名物だから昔からマニュアル通りに作ってるよ」
スタッフの一人「運動会の時の栗の甘露煮?あ!!」

達哉「何か知ってるのか」

スタッフの一人「あ,いや,その時栗の甘露煮を作ったのは俺なんすけどちょっと鍋を焦がしちゃってちょっとしょうゆを足してごまかしたというか…」

達哉「な・ん・だ・と!!」

スタッフの一人「何とかごまかせるかと思ったんですがねぇ」

達哉「何とかごまかせると思っただと?なんてことしてくれるんだ!!焦がした時点でなぜすぐに工場長にも相談しない!」

スタッフの一人「ばれたら怒られると思ったんで…」

達哉「そのときばれなくてもあとでばれるだろ!」

スタッフの一人「でも部長,絶対に作りなおせって言うでしょ」

達哉「当然だ!!」
工場長「まぁまぁ部長,落ち付いて」

達哉「これが落ち着いていられるか!季節のデザートはうちの会社の特徴なのに!そんなめちゃくちゃな対応があってたまるかっ」

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