ひきざん

SD王子「わーいみつかったー」

達哉「よかったな,王子,リカちゃんの服が見つかって」

SD王子「うん!」
達哉「ところでどうして姉さんは伊藤さんが犯人だと気が付いたんだ?」

SD幸ちゃん「あ,それ俺も思った」

SD賢姫「一人ずつ消していけばいいのよ」
SD賢姫「まずあの大学生は仮に幼女好きだとしても近所に住む住人でこの家の家族構成も知っているわよね?」

達哉「そうなんだ。よく王子に食玩のあまったのを持ってきてくれるんだ」

SD賢姫「ならあの下着が57才の俊彦の物で,この家に幼女はいないと分かっているはず。だから下着泥棒をするとは思えないわ。
次に川村夫人だけど彼女の子供は男児しかいないから女児用の下着や玩具を盗んでも子供には使えないでしょう。それに川村夫人が犯人だったとしてはじめてきた家で短時間で広範囲で盗みをこなすのは不可能よ。伊藤夫人はなんどかこの家に来ているのであればどこに何があるかある程度は分かるはず」

達哉「なるほどな」

SD賢姫「…ただあたくしにも最後まで分からないことが一つだけあったのだけれど」

達哉「何?」
SD賢姫「どうして小さい俊彦のバッグの中身を抜いてバッグだけ盗んだのか,理由が分からないのよ」

達哉「…ああそのこと。伊藤さんのご主人の話ではいつも1/6王子があのバッグを1/6幸ちゃんに買ってもらったと言って大事にしていたのが妬ましかったからだそうだよ。いつも夫婦一緒にいて仲良くてうらやましいって。それで意地悪したかったんだとそういうことだ」

SD賢姫「…理解不能だわ」

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