すべてのきっかけ

	SD幸ちゃん「別にお前をやっつけようってわけじゃないんだからさ。なんで逃げたか俺でよかったら話してみ?」
	薫「僕は昔，1*)天海市と言う街であるデビルサマナーと一緒に戦っていたんです。そのデビルサマナーはいつも僕においしいパンを買ってきてたべさせてくれました。僕はその中でもあんパンがすごく好きだったんですけど，僕もおいしいパンを作って家族や他の悪魔達にもたべさせてあげたいと思って職人になりたいと思ったのです」 SD幸ちゃん「それでムラタパンで働いていたのか」 薫「僕が悪魔だって知られたらきっと店長は僕のこと気味悪がってクビにします」 1*)ゲームの『デビルサマナーソウルハッカーズ』の街。
	SD幸ちゃん「そうかなぁ。別に誰も気にしないと思うけど。だってさ賢は1*)悪魔だけど別に俺達気にしたことねぇもん」 薫「あなたがたはデビルサマナーと一緒にいるから悪魔に慣れているだけですよ。でも普通の人間は違います。やっぱり悪魔って怖いものだって思ってるだろうし，あくまでも悪魔ってことがばれないように人間のふりしなくちゃいけないんです。どんなに一生懸命仕事を頑張っても悪魔だって知られたらもう終わりですよ」 1*)この世界観では悪魔とは，人間でない知的生命(神や天使や妖精も含まれる)を全て指す。メガテンと同じ解釈。
	ムラタさん「薫，それは違うぞ」 薫「あ，店長!!」 SD幸ちゃん「賢，遅かったじゃねぇか」 SD賢姫「勝手に飛び出して行ったのは貴方の方よ。まぁいいわ。パン屋のご主人に説明してご足労をお願いしたのよ」

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