なんとかなりませんか?

	SD幸ちゃん「どうしたんだ，1)COMPなんか持ち出して」達哉「2)アナライズしている」 SD幸ちゃん「なんで?」達哉「あの風貌はどう見ても人間じゃない。悪魔か何かだろ」アナライズ結果『Lv.37 ナーガラジャ　　　　　　　　　　電撃無効　火炎に弱い』達哉「やっぱりな」 SD幸ちゃん「じゃなんで悪魔がここんちの敷地内で倒れていたんだ?」 1)COMP…コンプ，と読む。悪魔召喚師(デビルサマナー)が悪魔を召喚する際に使う悪魔召喚プログラムがインストールされたコンピュータ。召喚のほかにマッピングやアナライズの機能を持つ。その形は召喚師によって様々であり，拳銃，メリケンサック，サックス，パラソルなど様々。ちなみに達哉のCOMPは羅盤である。 2)アナライズ…悪魔の属性や特徴を調べること。
	謎の青年「スープごちそうさまでした」 1/6王子「体の具合は大丈夫?」謎の青年「はい，おかげさまでたすかりました」 1/6幸ちゃん「ならよかったな」達哉「ところで君は悪魔だな。悪魔である君がどうしてこんなところで凍えていたんだい?」
	謎の青年「はい。実は私，種族は龍王族のナーガラジャと申します。人間の姿をして8年間，広島の自動車工場で派遣社員として働いていました。でも，この不景気でこの12月で契約を打ち切られて派遣会社のアパートも追い出されてしまいました。すぐに仕事は見つかりませんでしたし，悪魔なので人間の戸籍がありませんから正社員の仕事もありません。神戸に行けば仕事があるかと思って青春18切符を乗り継いでやって来たのですが，なかなかうまくいかず，運悪くその日は吹雪だったので，ぐうぜんここのお宅の隣の建物が空き家だったので，一晩泊めてもらおうとお邪魔してしまったのです。本当にすみませんでした」達哉「それじゃあ味噌を食べたのも君だったんだね。しかし，君も悪魔ならどうしてこんな思いをしてまで人間の社会で暮らしているんだ?悪魔なら悪魔の世界があるだろうが」ナーガ「今の世の中，悪魔の社会だけで生きていくことはできません。私には妻と3歳の息子がいます。私が出稼ぎに行かなければ妻と息子は飢えてしまいます。今月中に新しい仕事を見つけないと送金が途絶えてしまうのです」
	1/6幸ちゃん「おい，達哉，聞けばむちゃくちゃかわいそうな話じゃねぇか。なんとかしてやろうぜ」達哉「無理だよ，デビルサマナーは職安じゃない。…いや，ちょっと待てよ。一つだけ仕事がある。…君，龍族なら力は強いな?」ナーガ「はい。怪力には自信があります」達哉「精神バランスも取れていて性格も我慢強そうだ。君にピッタリの仕事がある。俺と一緒に来てくれ」ナーガ「本当ですか?」

	SD幸ちゃん「どうしたんだ，1)COMPなんか持ち出して」達哉「2)アナライズしている」 SD幸ちゃん「なんで?」達哉「あの風貌はどう見ても人間じゃない。悪魔か何かだろ」アナライズ結果『Lv.37 ナーガラジャ　　　　　　　　　　電撃無効　火炎に弱い』達哉「やっぱりな」 SD幸ちゃん「じゃなんで悪魔がここんちの敷地内で倒れていたんだ?」 1)COMP…コンプ，と読む。悪魔召喚師(デビルサマナー)が悪魔を召喚する際に使う悪魔召喚プログラムがインストールされたコンピュータ。召喚のほかにマッピングやアナライズの機能を持つ。その形は召喚師によって様々であり，拳銃，メリケンサック，サックス，パラソルなど様々。ちなみに達哉のCOMPは羅盤である。 2)アナライズ…悪魔の属性や特徴を調べること。
	謎の青年「スープごちそうさまでした」 1/6王子「体の具合は大丈夫?」謎の青年「はい，おかげさまでたすかりました」 1/6幸ちゃん「ならよかったな」達哉「ところで君は悪魔だな。悪魔である君がどうしてこんなところで凍えていたんだい?」
	謎の青年「はい。実は私，種族は龍王族のナーガラジャと申します。人間の姿をして8年間，広島の自動車工場で派遣社員として働いていました。でも，この不景気でこの12月で契約を打ち切られて派遣会社のアパートも追い出されてしまいました。すぐに仕事は見つかりませんでしたし，悪魔なので人間の戸籍がありませんから正社員の仕事もありません。神戸に行けば仕事があるかと思って青春18切符を乗り継いでやって来たのですが，なかなかうまくいかず，運悪くその日は吹雪だったので，ぐうぜんここのお宅の隣の建物が空き家だったので，一晩泊めてもらおうとお邪魔してしまったのです。本当にすみませんでした」達哉「それじゃあ味噌を食べたのも君だったんだね。しかし，君も悪魔ならどうしてこんな思いをしてまで人間の社会で暮らしているんだ?悪魔なら悪魔の世界があるだろうが」ナーガ「今の世の中，悪魔の社会だけで生きていくことはできません。私には妻と3歳の息子がいます。私が出稼ぎに行かなければ妻と息子は飢えてしまいます。今月中に新しい仕事を見つけないと送金が途絶えてしまうのです」
	1/6幸ちゃん「おい，達哉，聞けばむちゃくちゃかわいそうな話じゃねぇか。なんとかしてやろうぜ」達哉「無理だよ，デビルサマナーは職安じゃない。…いや，ちょっと待てよ。一つだけ仕事がある。…君，龍族なら力は強いな?」ナーガ「はい。怪力には自信があります」達哉「精神バランスも取れていて性格も我慢強そうだ。君にピッタリの仕事がある。俺と一緒に来てくれ」ナーガ「本当ですか?」